ウインドウトリートメントの基礎知識。［カーテン編４］

こんばんは～。
今日は夜の更新になってしまいました・・・。（＾＾；

さてさて、カーテンのお話の続きです。
あ、種類だけさらっと紹介するつもりがどんどんディープ（笑）になっていってますので
タイトルを「ウインドウトリートメントの種類。」から「ウインドウトリートメントの基礎知識。」に改めました。
これからも不定期掲載で続けていきますので、お付き合いくださいね☆
　
　
ちなみに、［カーテン編］は今回含めて後2回くらいでとりあえず終了・・・かな。
カーテン編が終わりましたら、次はローマンシェード編、ブラインド編・・・と
「ウインドウトリートメントの基礎知識。［種類編］」で紹介している順で
いろいろお話していこうと思ってますので。。。。よろしくです♪

今日は、前回の続きです。
カーテンの生地の加工についてなど、ご紹介します～。



カーテンの生地の加工と言われても、ピンとこないですよね（＾＾；

意識されなくても、大抵の生地は「ウォッシャブル」の生地にはなってますし、
何の加工の必要があるの？って感じですが・・・

お勧めしたいものがあるんです！（＾＾ｂ
　
　
それが、「形状記憶加工」です！


通常のカーテンは、ウエーブが
次第にこんな状態になってしまうこともありますよね。
自然な状態なので、これはこれでありですが・・・



「形状記憶加工」をほどこすと、このように！！
購入時の美しいウエーブがいつまでも続きます。


原理は「パーマネント」です。
主にポリエステル素材を熱により結合組織を変化させて形を記憶させていく仕組みですね。
ウエーブ状の金型に生地を挟み込み形状を安定させます。
同じようなくくりで「形状安定加工」もありますが、
こちらは同じような熱処理なのですが、形状記憶より仕上がりがソフトです。
そのぶん、形状のもちは若干落ちますが、十分きれいなウエーブをキープすることができますよ。
（うちのアパートのドレープは、アスワンの担当さんのご厚意でリウェーブ加工済みです☆）　

そうそう、この「形状記憶加工」「形状安定加工」、各メーカーによって名前がさまざまなので
ちょっとわかりづらいかもしれません・・・。
ご参考までに少し記しておきますね～。

　　・サンゲツ　・・・　パーマネントプリーツ加工（Aが形状安定、Bが形状記憶）
　　・リリカラ　・・・　エレガンスプリーツ加工（形状安定）
　　・シンコール　・・・　ベラプリーツ加工（形状記憶）、ウエーブ安定加工（形状安定）
　　・スミノエ　・・・　ドレスアップ加工（形状安定）
　　・川島織物セルコン　・・・　ソフトウエーブ加工（形状安定）
　　・アスワン　・・・　リウェーブ加工（形状記憶）、スタイリッシュウエーブ加工（形状安定）
　　・東リ　・・・　プリーツ加工（形状記憶）、ソフトプリーツ加工（形状安定）


後は生地の加工というよりは、縫製方法になってくるのですが・・・

「柄出し加工（縫製）」もお勧めです。


ぱっと見た感じ、何がいいのかわかりにくいですが・・・
ヒダの山の部分に同じ柄が来ているのがわかりますか？
これ、実は意識して柄合わせして縫製してもらわないと
できないことなんです。


吊元を見てもらうとわかりやすいかな？


左が意識せずに通常縫製したもの、
右がヒダ山に花柄が来るように柄出ししたもの。


こうやって比較すると、ちょっとしたことですけど
美しさにかなり差が出るのがわかっていただけると思います。

このような太いストライプの柄を採用されるときにはぜひ、ご指定くださいね♪
（うちの実家の応接間っていうか、父の書斎？には、これを採用していま～す。）


また、機能性アップの為の加工としては
「裏地加工」があります。


通常生地の裏に、裏地専用生地を合わせる加工です。
この裏生地に遮光性のあるものを指定すれば
「柄が素敵なのに遮光じゃないから寝室に使いない・・・」
なんてことも解決しちゃいます。
また、裏地をつけることによりドレープがよりしなやかに出るようになり、
外からの見栄えもよくなり高級感が増しますよ。


また、装飾性をあげる、ということで・・・トリム（ブレード）加工も素敵です。

トリム加工といえばレースのトリムがイメージされがちですね～。


レースのトリムの定番と言えば、こんな感じ。



こんな長めのものを裾に付けると上のように。



こんな短めのものも素敵。
カフェカーテンなどに合います。


レースのトリムだけでなく、ドレープもトリムをつけることでより素敵になります。


袖部分に定番のフリンジタイプのトリム。
ロープタッセルとの相性抜群です。



ドレープ用のトリムの定番、フリンジです。


これはこれで素敵だけれど、少しクラシックな感じです。
でも！最近はモダンに演出できるものも多いんですよ～。


フリンジも何もついていないシンプルなトリム。
アクセントカラーを持ってくることでメリハリが。



フェイクファーつきのものもあったり・・・。



こんな、ビーズが付いているものもかわいい！


また、「ブレード」と呼ばれるパーツもあります。


レースのものや・・・



スパンコールのものも！


ブレードは、無地の生地などへのアクセントで使うと効果的です。


シェードですけど・・・。（＾＾；
このように、シンプルな無地の生地でも
ブレードのアクセントがくることでかなり表情が変わります～。



細かいところですけれど、カーテン販売員さんと相談しながら決めていくと
世界にひとつしかないオリジナルに仕上がって、とても素敵ですよ～。



今日は、カーテンの加工についてお話しました。
次回はカーテン編の最終回。かな？
レースカーテンのスタイルについてお話しま～す。


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　　カーテンの記事は頭の中と資料を整理しつつ書いていますので
　　なかなか書き上げるのに時間がかかります（＾＾；
　　でも、自分でも勉強になりますので続けますよ☆
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