ウインドウトリートメントの基礎知識。［ブラインド編５-ベネシャンブラインド②-］

こんばんはー。
なんだか夜の更新が定番になってきました・・・（＾＾；
ま、いいでしょうよ。これはこれで。

さてさて、しばらく更新の滞っておりました基礎知識の続きです！
ベネシャンブラインドについてのお話を途中までしておりました。

前回の記事はこちら。
ベネシャンブラインドの種類についてお話しましたね。

今回は、ベネシャンの中でも人気のある「木製ブラインド」について
操作方法などなど・・・お話します。


まず、前回もお話しましたがベネシャンブラインドはスラットの幅でかなり印象が変わります。

木製ブラインドの場合は50mm幅が主流ですが、
35mm、25mmも存在しています。

50mm

35mm

25mm

かなり印象が違いますよね。

細かい幅は小窓に合いますし
大きな幅はやっぱり大きな面積で使っていただきたいですね。


木製ブラインドでは、「ラダー」が印象を大きく左右しています。
ラダーとは、スラットをつないでいるテープ状もしくはコード状の部分のことです。

ラダーテープ。

木製といえばこれ！ですよね。
このテープの色を変えるだけでもかなり印象が変わります。

ラダーコード。

スラットのみをすっきり見せたいときに。
モダンな印象が強くなります。


また、木製ブラインドでは
ヘッド部分（メカのある最上部のことをヘッドと呼びます）がかなり大きくなってしまうこともあり
バランスを併用することが良くあります。

C型

こちらは枠内につけていますが、
正面付けでもよく使われる形です。
正面と側面をバランスで覆ってしまうのでとてもすっきりします。

Ⅰ型

枠内付で良く用いられるのが
正面だけ覆うこの形。
50mm幅を枠内付けにしたらこのように
少しバランスが前に出てしまうのですが
さほど気にならないですよ。

また最近の機種はヘッドがかなりコンパクトになっていますので、
あえてバランスなしでいくのもいいですね。


と、いうのも・・・ほんとうにすっきりしてるんですよ～。


かつてはこんなに大きな部品があったのが・・・


このように。

また、かつてはこの紐を操作するときに
木製スラットの重量がそのまま荷重となってしまっていたので
「かっこいいけれど、操作が重い！」と言われていたのですが、
コンパクトにすると同時に、軽いチカラで操作できるようになっています。

このドラムにかかった紐1本で操作する方式を「ワンコントロール式」というのですが、
この操作方法が木製では主流となっています。

ワンコントロール式＋バランス。定番のスタイルですね。

が、このほかにも「コード式」もちゃんとありますよ。

コード式。

コード式ではよりヘッドがコンパクトになっているのがお分かりいただけますか？
小窓などにはこういう形のほうがすっきりしますよね♪

コード式を腰高窓に枠内付け。ラダーもコードにして、すっきりです。


また、木製ならではの「クラシック」なスタイルをお求めのときは・・・
あえて、クラシックな操作方法を踏襲したスタイルを。

クラシックヘッド。

バランスは付けずヘッドを見せています。

昔のスタイルそのままですね。
クラシカルな空間にはぴったりです。


木製ブラインドはお部屋の主役級になるくらいの存在感のある商品ですから
採用される際には是非細かいところまで検討してくださいね。

バーチカルのときにもお話した「タタミ代」ですが、当然ベネシャンブラインドにもあります。
木製の場合はそれすら楽しんでいただきたいですが・・・。
実際実用面で言えば木製は一枚一枚のスラットの厚みがある分、タタミ代も大きくなります。
その辺りは最初から、考慮に入れてくださいね。


また、前回紹介しました「アルミの35mm」「レザーテイスト」「ファブリックテイスト」のスラットも
基本的には木製と同じです。
（操作方法が基本コード式になるくらいですね。）
これらのものも存在感はかなりありますから、
木製をご検討の方ならば一度ご覧になっていただきたいですね。



今回は、木製ブラインドにスポットを当ててお話しました～。
次回はいわゆる「機能ブラインド」や、25mmアルミスラットの操作方法などなど
お話して、ブラインド編最終回としたいと思います。
ではでは☆


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